(有)吉野建材(岐阜県高山市上宝町吉野891、資本金・5,250万円、設立・昭和43年3月、代表者・山田高嗣氏)は、事後処理を弁護士へ一任し破産申請の準備に入った。
当社は、昭和43年3月法人化の砂利採取業者である。肩書地に事務所兼プラントを構え、コンクリート骨材である砂利を採取し、コンクリートメーカーへ販売してきた。
公共工事や民間のマンションなど建設需要のあった盛時期では年商10億円規模にまで進展し、斯業界で相応な知名度にあった。
しかし、近年では公共投資の減少に加え取引先の廃業倒産もあり受注量は減少し、年商規模も2億円を割り込んでいた。このような中、前代表者が逝去し経営の不安定化は更に増し、遂に事業を支えきれなくなった。
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