(株)石王丸紙業(富山県高岡市宝来町858-1、資本金・1,340万円、設立・昭和34年2月、代表者・佐野清美氏)は、事業を停止し事後処理を弁護士へ一任し行き詰まり状態を表面化した。
当社は大正8年創業、昭和34年法人化の老舗段ボール製造業者である。
段ボールの他に、各種包装資材の製造も行い大手メーカーでは請負えないような小ロット生産にも柔軟に対応してきた。
拠点を置く、富山県以外にも北陸地方を営業エリアにして盛時期である平成26年1月期では年商1億4,000万円内外を示していた。
しかし、以降は同業他社との競争が高まり受注量は減少し、段ボールを用いた什器類や利幅の取れるオーダーメイド品で差別化を図った。
販売先の新規開拓を積極的に行うものの、中々販売へと結びつかず近時の年商規模は8,000万円台にまで後退し遂に行き詰まった。
尚、負債総額は2億円内外が見込まれる。
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