水野水産(株)(宮城県石巻市魚町2-5-3、資本金・3,000万円、設立・昭和43年6月、代表者・水野睦子氏)は、事後処理を弁護士へ一任し破産申請の準備に入った。
当社は昭和15年創業、昭和43年6月法人化で80年以上の業歴を持つ老舗水産練製品製造業者である。
地場産品でもある笹かまぼこや焼きちくわなどを主力製品にして、おでん具材に用いられる練製品を広く製造してきた。
また、食品メーカーのOEM製造や鮮魚の冷凍結加工も行いバブル期の隆盛時には年商15億円規模にまで進展していた。
しかし、東日本大震災により本社工場が被災したことで経営環境は急転し、復旧に伴う借入負担の増大が経営の重荷となった。
近時に於いても水産物の漁獲高の減少からコスト面に難渋し、ジリ貧を強いられていた。
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