平和産業(株)(神奈川県横浜市旭区今宿東町1503、登記上・横浜市旭区今宿東町1497、資本金・6,000万円、設立・昭和34年8月、代表者・小林浩巳氏)は、横浜地方裁判所より破産手続開始の決定を受けた。
当社は昭和32年創業、昭和34年8月法人化のプラスチック部品成型加工業者である。電気通信機器や自動車関連部品のプラスチック成型を基軸に展開してきた。
技術面ではプラスチック部品内に金属を挟み込むインサート成型を得意として、その他にも手間の掛かる熱硬化性プラスチック加工も請負い、高い技術力が大手企業から評価され平成13年7月期では年商9億円内外を示してきた。
しかし、リーマンショックやメーカーの海外生産化の加速で受注量は年々落ち込み、更には不良債権の発生で債務超過に転落していた。
近時では、年商も3億円台にまで後退し原材料高が収支を圧迫し、遂に繰り回しが限界に達した。
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