三笠紙業(株)(東京都荒川区荒川2-1-5、資本金・4,800万円、設立・昭和26年5月、代表者・小坪 正氏)は、事後処理を弁護士に一任し事実上行き詰まり状態に陥った。
当社は、昭和26年5月設立の包装資材加工販売業者である。角底紙袋を主体にして、特殊紙や化学フィルム・ラミネートの印刷加工から販売までを手掛けてきた。
高い技術力には定評があり、関東だけでなく北陸や東北エリアの菓子メーカーからの受注を得て平成15年4月期では年商12億6,000万円内外を示してきた。
しかし、近年では得意先の業務縮小や同業との競合から受注はジリ貧化を辿り、収支共に悪化すると赤字が慢性化していた。
また、新型コロナウイルス感染拡大により受注は更に悪化すると、直近では年商4億円台にまで後退し、緊急融資制度で借入を行ったものの事業を支えるには至らなかった。
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