武尊山観光開発(株)(群馬県前橋市荒牧町2-38-9、資本金・3億8,000万円、設立・昭和54年7月、代表者・関 隆之氏)は、前橋地方裁判所より破産手続開始の決定を受けた。
当社は、昭和54年7月に金融機関や公共団体・鉄道会社など複数社の出資により設立されたスキー場経営会社である。
「宝台樹スキー場」「武尊牧場スキー場」を運営する他、自治体が運営するスキー場の受託管理運営も手掛け、スキーブーム最盛期では宝台樹スキー場だけでも年商18億円強を示してきた。
しかし、以降は消費不況に伴うスキー人口の減少により業績は軟調推移を辿り、更には温暖化に伴う雪不足からコスト増を招いていた。
このような中、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンド客の喪失で年商も5億円規模にまで後退すると、民間企業へ事業を譲渡し当社は整理に進んだ。
|