（株）宇都宮グランドホテル(栃木県宇都宮市西原町142、資本金・500万円、設立・平成28年8月、代表者・中村太三郎氏)は、宇都宮地方裁判所より破産手続開始の決定を受けた。
当社は昭和20年創業、平成28年8月法人組織化のホテル運営会社である。創業当初は｢陽南荘｣の屋号で運営していたが、途中｢陽南荘宇都宮グランドホテル｣へと改名し、皇族方や外国首脳にも親しまれてきた。
大規模な宴会場や2万坪もの能舞台も備えた日本庭園を擁し、政財界の利用も活況だった平成12年8月期では年商16億7,000万円内外を計上していた。
しかし、以降はリーマンショックや東日本大震災など消費マインドの停滞による利用客の減少から経営環境は悪化の一途を辿っていた。
近年では設備投資による借り入れが、年商規模を上回り財務内容は逼迫度合いを増していた。
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