(株)九 重(茨意見取手市戸頭1030-1、資本金・1,000万円、設立・昭和27年10月、代表者・首藤尚正氏)は、東京地方裁判所より破産手続開始の決定を受けた。
昭和15年創業、昭和27年10月設立の履物卸売業者である。
サンダル・スリッパ・ルームシューズの企画から製造卸までの一般体制を敷き、上質感を前面に押し出した商品展開にて大手百貨店を販路として、平成14年3月期では年商11億8,000万円内外を計上していた。
しかし、近年では高級スリッパの需要が落ち込んでいたことに加えて売れ残りの在庫処分費用が財務を圧迫し慢性的な赤字決算に転落していた。
本店移転や事業の小型化で立て直しを目論むものの、抜本的に売上回復に繋げることができず遂に事業継続が不能となった。
|